押絵羽子板・西山鴻月のブログ  『風のしがらみ』  ~この道一筋に~

kougetsu.exblog.jp
ブログトップ

<   2013年 09月 ( 15 )   > この月の画像一覧


2013年 09月 28日

体の部分が出来ました、、、、

滝夜叉姫を組み上げました、、、、、、

前にも書きましたが羽子板なので多少色目が良く配色してみました。

帯には父が今から50年前に買っておいた金襴を使用、、、、、、
このような狂言物に取っていていた物で今回投入して見ました。

d0195637_8565972.jpg


見立ての16号道成寺と同時進行の為これからはブログの場面転換が激しくなります、、、、あしからず。

滝夜叉姫の簪を竹串で補強します、、、、こtれで折れたりしません。

d0195637_8595018.jpg



一通り塗り物部に入りました、、、、、、まずは二種類の面相や手を塗り、、、、

d0195637_921057.jpg


竹串で補強した簪を塗ります、、、、、、今回の簪は象牙ですので白の胡粉に少量の黄色を混ぜ『象牙色』
にします。

d0195637_95720.jpg



続いて、、、、、、滝夜叉姫の最も大事な小道具、、、、、『蛇の目の傘』ブログでは初めて公開します。
羽子板はこんなものまで作るのか?見てると面白いですよ!まずは傘の中心部。最初はこんなものから
始まります。

d0195637_99319.jpg


滝夜叉姫、道成寺の上絵に使う『紅葉』と『桜』を衣装に刷り込みでしますので型を彫ります。

d0195637_9115934.jpg



d0195637_9122271.jpg


すみません、、、、場面転換が激しくて、、、、、、でもこれが現実です。
絵を描く机とコテを使う机とあちこち移動しながらやってます。
[PR]

by hagoita-kougetsu | 2013-09-28 09:16 | 仕事場 | Comments(0)
2013年 09月 26日

同時進行で、、、、

16号道成寺と共に20号滝夜叉姫を同時進行で行っています、、、、、、

d0195637_8392217.jpg


この演目は若干暗めの芝居と滝夜叉姫の衣装も少し地味な設定です、、、、、
しかしながら、やはりそこは羽子板、、、、少しは華やかにしたいところです。

そこで参考になるのは錦絵や絵看板、、、、歌舞伎を見に行くと必ず玄関前に絵看板が有りますよね!
あれが困ったときの参考になるのです。私なりに頭で考え整理しデフォルメし押絵にします。

d0195637_8455117.jpg



さてさてどんなものが出来るか、、、、、、
[PR]

by hagoita-kougetsu | 2013-09-26 08:47 | 仕事場 | Comments(0)
2013年 09月 23日

新橋演舞場 九月大歌舞伎昼の部

昨日は新橋演舞場に娘と行って来ました、、、先日は夜の部でしたが今回は昼の部の鑑賞です。

何やら高校生らしい制服姿の学生が大勢いまして、、、、本日は観賞会でしょうか?

d0195637_90764.jpg


今回はサブタイトル幸四郎丈の『悪の華・二輪』、、、、昼の部は『天衣粉上野初花・河内山』です。
このところ随分上演している演目の様な気がしますが、いつみても小悪党ぶりが痛快な芝居です。

そして今回の楽しみだったのは『男女道成寺』、、、、男、、、狂言師、、、、、女、、、、白拍子による
二人で踊る、、、、『道成寺物』の一つです。中村橋之助丈と片岡孝太丈の気の合った踊りは見ものでした。
女形の白拍子に扮した橋之助丈の花子はこれからもなかなか見ることはできないかもしれません。

座席は二階のセンター、、、真ん中です。

d0195637_993944.jpg



御弁当は娘のおススメ『しのばず』

d0195637_911413.jpg


当月は坂東三津五郎丈の休演により代役として橋之助丈が勤めています、、、、、、、
何かこのところ橋之助丈を良く見かけ大活躍です、、、、、先日兄福助丈が七代目の中村歌右衛門を
襲名するニュースが有りましたが近い将来橋之助丈の八代目中村芝翫の襲名も楽しみにしたいと個人的には
思っています。
[PR]

by hagoita-kougetsu | 2013-09-23 09:16 | 我が羽子板屋の嗜み(たしなみ) | Comments(0)
2013年 09月 21日

まずは16号道成寺

16号の道成寺の押絵をやってます、、、、、、、衣装は総赤で包み桜の模様を描きます。

d0195637_8363935.jpg


この生地は白で買ってきて染に出したものです、、、、良い色に染めあがっています。
我が家では16号でも多くが本絹を使用しています。

房は早めにカミさんに作ってもらいました。

d0195637_8384145.jpg

[PR]

by hagoita-kougetsu | 2013-09-21 08:39 | 仕事場 | Comments(0)
2013年 09月 20日

中秋の名月、、、十五夜

“すみだ”の初秋を感じさせてくれると言えばやはり『向島百花園』でしょう!
中秋の名月を中心とした三日間は『月見の会』が開催されていす。昨晩行ってみました、、、、、、

行ってみたら驚きの人数、、、、、隣接している公園内は駐輪場状態!そして入口には長蛇の列、、、、、

園内には特設の筝曲演奏の舞台や増設された茶屋が並び大賑わいでした!

d0195637_953735.jpg





当然カメラを持って出かけましたが人の往来が有りすぎて三脚さえ立てることが出来ませんでした(涙)

私のカメラは3600万画素も有り日中でも三脚を立てることが必須と言われていますので今回はブレブレです。

月見のお飾り

d0195637_847440.jpg


園内は俳句等が書かれた行灯が各所に設置されお月見を演じてくれてます、、、、、、

d0195637_8491284.jpg



d0195637_8494325.jpg


これから見頃を迎える『萩のトンネル』

d0195637_8503221.jpg



この『月見の会』は本日20までです。入園は大人有料となっています。

カメラをやる人にとって最も大事なアイテムとして三脚が有ります、、、、、、これはやはりケチってはいけないようですね~~~。

ちゃんとした数万円並みの物を考えなくてはならないかなぁ~~?
[PR]

by hagoita-kougetsu | 2013-09-20 08:59 | 向島界隈 | Comments(0)
2013年 09月 19日

いよいよ9月に入り、、、

9月も半ばになりました、、、、例年のごとく取材やその他問い合わせが入ってきます、、、私もモードを上げなければ!

在庫確認したら16号道成寺がほぼ無くなっていたので始めることにしました。
16号女物は8種類ほどありますが人気ベスト3は『禿』『藤娘』『道成寺』です、、、、、
中でも『道成寺』は近年人気な羽子板です、、、、時間もないので今年の分だけの枚数とにしました。

いつものように手作業にて型取り、、、、、、、そして鋏で切ります。
d0195637_8441414.jpg



ざっとこの程度の型数、、、、10枚分です。

d0195637_8452696.jpg


そして同時進行は『忍夜恋曲者・将門』(しのびよるこいはくせもの)の瀧夜叉姫の製作、、、、、、
歌舞伎座新開場の折に上演し、また現在上演中の『陰陽師』のもで出てくる平 将門の娘です。

可愛らしい見立て物と歌舞伎狂言物を同時進行するのは珍しいですが気持ちを入れて作っていきたいと
思います。

今回の滝夜叉姫は通常金襴仕様としたいところですが、今回初の試みでよりリアルにするため上絵に
挑戦してみます(柄は蜘蛛の巣に紅葉)

小道具類も蛇の目の傘などを作ります、、、、、簪は一本の羽子板で10本ほど挿していますが、
竹ひごで補強し象牙色に彩色していきます。

d0195637_8563497.jpg

[PR]

by hagoita-kougetsu | 2013-09-19 08:58 | 仕事場 | Comments(0)
2013年 09月 17日

新橋演舞場 九月大歌舞伎

昨日は台風が心配でしたが新橋演舞場の夜の部に行って来ました、、、、

今回の見どころはズバリ昼夜の松本幸四郎丈演じるサブタイトル『悪の華二輪』です。

d0195637_8491594.jpg


昼の部は『河内山』、夜の部は『不知火検校』(しらぬいけんぎょう)、、、、、、悪党です!

特に私が見た『不知火検校』は昭和35年初演と言う新しい芝居です。江戸時代末期
盲人の中でも最高位の階級にいる不知火検校ですがその師匠を殺し二代目の座につき
悪行非道の日々を過ごしついには権力と金を手に入れます。芝居を見ていてまぁ~~悪の根源!
幸四郎丈はこの悪を見事に演じていました。

おもおもしい芝居の後の二幕目は楽しい歌舞伎舞踊『馬盗人』、、、、、、、

馬を引いて千鳥足で登場の中村橋之助丈、、、、、、馬を木につなぎ水を飲みに
行った隙に二人組の盗人に馬を盗まれます、、、、、、、その間まぁ~色々と楽しい踊りが
有るのですが馬との踊りが楽しいです、、、、、そしてその馬が花道から『見得』と『飛六法』で引っ込みます。
そんなの初めて見ました、、、、、、

歌舞伎鑑賞の楽しさは対照的な演目を見られ楽しむことも出来るそんな芝居です。

毎年九月には『秀山祭』が行われていました、、、古典歌舞伎の真髄を楽しめる芝居で私も
楽しみで有ったのですが今年から無くなりました、、、、また是非復活させていただきたいものです。

また、今回休演になりました坂東三津五郎丈の一日も早い復帰を心からお祈りしお待ちしています。

座席は一階・一番左サイド後方

d0195637_9251038.jpg

[PR]

by hagoita-kougetsu | 2013-09-17 09:26 | 我が羽子板屋の嗜み(たしなみ) | Comments(0)
2013年 09月 15日

すみだの“秋祭り”その2

今週末は自宅近所の三つの神社の祭礼です。

飛木稲荷神社
押上の一部~京島にかけて氏子を持つ神社です、、、、、

d0195637_922575.jpg


鎌倉幕府滅亡後、北条氏の一門が逃れてこの地に転住し、稲荷大明神を勧請したと言われます。
旧請地村の鎮守である。


d0195637_927037.jpg



伝説では、ある暴風雨の折イチョウの枝が飛んできてこの地に刺さりいつしか亭々とそびえたので
時の人が瑞兆であるとして稲荷神社を祀ったと言われています。

御神木のイチョウは先の戦争の折空襲から町を守ったと言われています。

d0195637_9323158.jpg


鳳輦

d0195637_9332914.jpg



秋葉神社

向島4丁目の半分の氏子を持つ神社です。

しかしながらこの神社昔は墨東でも著名な神社で江戸期には『火伏せの神』として江戸城の奥向き、
諸大名やその後婦人達の信仰を集め社勢がすこぶる高い時も有ったようです。
それを象徴するかのように徳川家家臣、老中まで勤めた本多家からは石灯籠の寄進があり
今もその時代を思い浮かばせます。
また、社地も広く安藤広重による『江戸名所百景・請地秋葉の境内』にもなっていて紅葉の名所としても
有名でした。

d0195637_9431986.jpg


d0195637_9442434.jpg




牛嶋神社

さて、今度は我が町会氏子の牛嶋神社です、、、、、、両国の一部から北に向かい本所、向島一帯まで
50町会を氏子に持つ神社です。本所総鎮守です。

本来は今の向島五丁目にありましたが、昭和の初期に墨田公園の開設に伴い現在の言問橋東詰
向島一丁目に移りました。

向島五丁目には石碑だけ残ります。

d0195637_9523663.jpg


元神社が有った場所は丁度、隅田川七福神の一つ『弘福寺』の裏側にあたります、、、、、、、
この弘福寺の山号は『牛頭山』、、、江戸氏一族の牛嶋殿の滅址に寺地を受け現在に至るようですが、
牛嶋神社もかつては『牛御前』と言われ人々に親しまれていたそうです。

『向島』は対岸から向こうに島があるように見えたからついた地名だそうですが対岸一帯を表した
事のようです。その中で細かく言うと寺があったから『寺島』、柳が有ったので『柳島』、、、、と言うと
牛がいたから『牛島』だったのでしょうかね????勝手なうんちくはさておき、、、、

d0195637_1055485.jpg



d0195637_1062853.jpg


『撫で牛』は有名です、、、、、

d0195637_1072325.jpg




鳳輦

d0195637_1082483.jpg


本日15日は町内大神輿巡行の予定でしたが台風直撃の恐れの為、遭えなく中止となりました。

また、この他にも夏から秋にかけて神社がお隣の江東区に有って氏子町会が墨田区に有ると言う
地域も珍しくないみたいですよ、、、、、、


さて、今年は初夏の『神田祭』から始まり随分神社を訪問しました、、、、、神社とお祭りを見れば
そこの歴史や風土が分かります。現代に受け継がれる様子も窺い知ることが出来ます、、、
御賽銭も随分使いましたが、、、勉強になりました!


これからも『下町に行ってみたいを“撮る”』をテーマに写していきたいと思います。
[PR]

by hagoita-kougetsu | 2013-09-15 10:23 | 向島界隈 | Comments(2)
2013年 09月 14日

修理、、、、、、

春先に羽子板の修理を頼まれたので遅くなりましたが作業を開始しました、、、、

修理に関しては普段はあまりお引き受けしないのですが写真を見て簡単な作業のようだったので
やることにしました。昭和40年代頃の物でしょうか面相も良く描けているし、押絵も本職の作った物で
比較的やりやすいものだと思っていましたが、、、、、、、いざ桐板から釘を取り外すと何と、、、、、、
バラバラになってしまいました!(ー_ー)!!   

調べてみると、面相、押絵とも良くできていましたが組み上げの作業が何やら第三者が手掛けたような
痕跡が見えました。羽子板は下図を元に組み上げますのでそれがないと上手く出来上がりません。


糊を付けて組み上げた跡がないんですよね~~~?保管場所が悪かったんですかね?
それでもやっとの思いで補強し元の通りに組み上げし板の形に出来ました!

d0195637_8491594.jpg


依頼の方の一番の悩み、、、顔のシワも直りました、、、(面相の包み時の糊が剥がれていたので吊れて
いたのでしょう)何より補強第一!

d0195637_8555715.jpg




そしてこの作業で最も私を悩ませたのは、、、、、、、顔や体のかゆみ!
板と押絵を半日ほど日陰干しに、、、、、、、、、

今後はやはり修理は無理かな~~~。
[PR]

by hagoita-kougetsu | 2013-09-14 09:00 | 仕事場 | Comments(0)
2013年 09月 11日

おめでとう、、、、我が故郷東京!

みなさんご存じのように8日早朝アルゼンチンから吉報が届きました、、『2020東京オリンピック開催決定』
代表団の素晴らしいプレゼンは日本国民ならず全世界に感動を与えました。イチ都民として嬉しく思います。
誠におめでとうございます。

1964年の東京オリンピックは、戦後20年復興した日本を世界にアピールし高度経済成長下の中、物理的に豊かな
時代の幕開けの象徴でした、、、、、、、しかし、現在は先の見えにくい時代の中、国民人一人一人が7年後の目標を見据え
その年月を逆算し歩み進んでいく考え方も出来るのではないでしょうか?
高齢者は、『健康で長生きし東京オリンピックを見てみたい』、青少年は『オリンピック出る夢を叶えたい』、
また、企業は製品の新開発、観光産業は観光客獲得、当然政府はインフラ整備等々現実的な目標が
国民の中に芽生えます。この7年間は『心の豊かさ』を育て、実感する年月だと個人的には思っています。
勝手な私の主観で申し訳ありませんが、、、、、


オリンピックは『スポーツの祭典』ではありますがアスリートだけではなく大勢の外国の方が来日し
世界中のメディアもその国を注目いたします、、、、、、首都東京は江戸時代からの素晴らしい
文化都市でもあり伝統芸能、工芸など現在でも庶民にかかわる素晴らしい文化も残ります。
この7年間で最先端技術の開発も加速するでしょうが『おもてなしの心』はやはり時代が変わっても
『文化』だと思います、、、、、、、我々伝統工芸職人もこの7年で新たなアピールも出来る事でしょう。
くれぐれもこのことを考えながら行動しなければならないと思います。


16日まで東京オリンピック決定特別ライトアップ、、、、、、、桜橋より


d0195637_9211537.jpg 


d0195637_9214350.jpg
                                             
[PR]

by hagoita-kougetsu | 2013-09-11 09:22 | 我が家日和 | Comments(0)