押絵羽子板・西山鴻月のブログ  『風のしがらみ』  ~この道一筋に~

kougetsu.exblog.jp
ブログトップ

<   2014年 08月 ( 16 )   > この月の画像一覧


2014年 08月 31日

上絵になります、、、、、

いよいよ善玉・悪玉の上絵を描いていきます。

舞台の衣装を見てあのままだと少し『ゴチャゴチャ』しますので私なりにアレンジして描くことにしました。

まずは胡粉を置いてベースを作ります、、、、、、イメージは『貝』です。

d0195637_99409.jpg


乾いたらその上に水色を置き、、、更に紺色を乗せ、、、、最後に金線で括ります。
d0195637_91192.jpg


d0195637_9123447.jpg

d0195637_9125485.jpg


d0195637_91382.jpg


心がけていることはいつもと同じ、、、、、『大胆』に描いていくこと、、、、、、上絵はワンポイントではなく
あくまで衣装の模様です。この衣装も実物を見ると背中の部分に大きく描かれその延長が正面に
来ています。そんなことを想像しながら描いていきます。大きく描くとリカバリーが出来なくなるため
小さく描く方が無難なんですが見栄えがなくなります。

出来上がりました、、、、、

d0195637_9204048.jpg

[PR]

by hagoita-kougetsu | 2014-08-31 09:21 | 仕事場 | Comments(0)
2014年 08月 29日

続いて悪玉に取り掛かる、、、

仕事の方は『悪玉』に取り掛かっています、、、、、、

全身物の特徴としては各型に(パーツ)『襞』(ひだ・切込み)を多用することがおおいです。
一つの型に切込みを入れ動きを出していきます。

d0195637_8432879.jpg


d0195637_8424320.jpg



d0195637_8424243.jpg


d0195637_843569.jpg



また、組み上げ時でも特徴があります、、、、、型数が多いため重なる箇所おおくなります。
綿を入れてはいけない場所に入れて組み上げると押絵全体が内側に反って行って丸みを
帯びてしまい完成時に板に打ち込むときに不都合が生じてしまいます。そんなことを気にしながら
仕上げていきます。

中間報告!
d0195637_8483747.jpg


さぁ~~て、、、次は上絵です、、、、、、前回とは少し違うやり方で挑戦です。
[PR]

by hagoita-kougetsu | 2014-08-29 08:49 | 仕事場 | Comments(0)
2014年 08月 28日

錦糸町河内音頭大盆踊り

“すみだ”の夏の終わりの最大イベントは錦糸町で毎年行われている『錦糸町河内音頭大盆踊り』、、、、、
歴史がある催物で錦糸町商店街が企画運営して今年で33回となります。
チョット覘いてきました、、、、、

会場は風変わりで錦糸町駅近く『竪川親水公園』に特設会場を設けて行われています、、、首都高速下と
いうことで天候には左右されません、、、、、私が行った時には会場はすでにヒートアップしていました。


d0195637_8432381.jpg


皆さんご存知の通り『河内音頭』は大阪府河内地域で江戸期より発祥とする伝統音頭です。
しかし、歴史を経て現代は音頭を多彩にアレンジしその曲は全国的に愛聴されています。

プロ、アマには数多くの会派が有りその流れは三味線、太鼓、エレクトリックギターなどのバンド形式
により人気をはくしているそうです。もちろん、ステージでは音頭取りによる歌と演奏が行われ
その曲に合せ踊っている方も大勢いました。

本日28日も夕方5時30分~9時まで行われていますので是非いらして下さい、、、、、
地元の屋台も出ていますよ!雨が降っても首都高速下なので安心です。

d0195637_8505995.jpg



夏の終わりの大きなイベントでした。

この夏は区内外のいろいろなイベント・お祭りをご紹介しましたがどっかしらで各週末には何かが
行われていまして楽しかったですね、、、、、、お祭りの“熱気”を見るもよし、、、、“ビール”片手にライブステージを見るもよし、、、、、
“浴衣”をきて踊るもよし、、、、、、、結構楽しめる下町の"夏”でした。
[PR]

by hagoita-kougetsu | 2014-08-28 08:58 | 向島界隈 | Comments(0)
2014年 08月 27日

まずは善玉から、、、

始めに善玉から始めました、、、、、

いつものように『包み』の作業から、、、

d0195637_8415251.jpg


d0195637_8414189.jpg



d0195637_8424874.jpg


今回の『清元・三社祭』衣装は羽子板としては単色が主で極めて質素な衣装です、、、、、
ここで鴻月流の生地の選択です、、、、、今回単色の生地を四色で構成していますがそれぞれ『質感』
を変えています、、、、絹を使いますがそれぞれ『細目』『中目』『荒目』の三つを使っているため
押絵に凹凸ができ多少の立体感が出てきます、、、、、、一軒の材料屋で同じ質感の材料を揃えれば
楽に仕事は捗りますが恐らく完成時には平面的な物になるでしょう、、、、、、押絵師は普段より
材料に心配りをしなければなりません。

組み上げ

d0195637_8515684.jpg



中間報告、、、こんな感じ

d0195637_8525637.jpg

[PR]

by hagoita-kougetsu | 2014-08-27 08:53 | 仕事場 | Comments(0)
2014年 08月 25日

亀戸天神祭礼

この週末は三月の『梅』四月の『藤』が有名な亀戸天神のお祭りが行われていました、、、、、

本年は四年に一度の大祭との事で氏子20町会の連合渡御による宮入が行われます。

d0195637_982492.jpg


d0195637_984298.jpg



d0195637_992065.jpg


d0195637_994196.jpg



亀戸天神社はお隣の江東区に位置しますが多くの氏子地域が墨田区に属しています、、、、、
近くは錦糸町から菊川、立川、遠くは両国の一部など広範囲です。
チョット調べてみますと、、、、江戸時代明暦の大火以降墨田区本所が形成されてきましたが
亀戸はその本所の延長のように扱われてきた歴史的経緯に基づくらしいです。

本社神輿と鳳連、、、、(土曜日には鳳連が渡御したようです)

d0195637_9182939.jpg


d0195637_9192056.jpg



先週の深川八幡祭、今週の亀戸天神祭、、、、、そして来月には牛嶋神社祭礼など隅田川東部地域
も都心部に負けず賑やかです。

d0195637_9232599.jpg


さて、、、、、その隅田川の護岸テラスでは音楽のライブが週末に行われていました、、、、

『吾妻橋フェスト』と題したジャンルにこだわらない野外ライブです。夕暮れの隅田川の涼しい風と
熱い音楽を聴きにチョット行って来ました、、、、、

d0195637_9273563.jpg



会場内のにはフードや生ビールなどが売られていて賑わっていましたよ!

d0195637_9293181.jpg


d0195637_9295531.jpg



先週末は錦糸町公園周辺を舞台に『すみだストリートジャズフェスティバル』も行われていました、、、、
各地域の街角に小さなステージなどを設け音楽を楽しんでもらう企画です。
(残念ながら見に行くのを忘れました、、、、)

近年夏のイベントもいろいろとヒートアップしている“すみだの街”です、、、、、、
[PR]

by hagoita-kougetsu | 2014-08-25 09:39 | 向島界隈 | Comments(0)
2014年 08月 24日

2014大江戸まつり盆おどり大会

昨日は数年ぶりに中央区浜町公園で行われています『大江戸まつり盆おどり大会に』行って来ました。

d0195637_917191.jpg


日本人はよく、、、『三大〇〇』と言うことを例えますが、、、、、仮に『東京三大盆踊り』があるならば
恐らくその一角に入る規模と人気があるのではないでしょうか?と個人的には思います。今年も大きな櫓を囲み多くの方々が
踊りに来ていました。

d0195637_9202847.jpg



絵タッチで、、、、

d0195637_9211177.jpg


昨日は『浅草サンバカーニバル』も行われていました、、、、特に今年は行く気は
無かったのですが昔からの仕事のお付き合いの方が出場すると言うのでチョット観てきました。
今回はパレードの写真は撮ってありませんが今年も多くの方で浅草は賑わっていましたね!
あまり暑くなかったのが救いでした、、、、、、
[PR]

by hagoita-kougetsu | 2014-08-24 09:26 | 我が家日和 | Comments(0)
2014年 08月 23日

描き直しました

先日描いた面相ですが善玉がイマイチ気に入らないので描き直そうと思いましたが、
片一方を描き直しても同じ絵具の色は出せないので二つとも描き直しました、、、、、

d0195637_11385185.jpg


前回と変えた描き方は『目』も型での刷り込み見当を行わずダイレクトに目や口を描きました。
この位の大きさの面相はかえってその方が良いかもしれません。
今度は上下の相対関係はバッチリです、、、、、、これから体部の押絵に取り掛かります。
前回とは違った上絵も描きますので楽しみです。

d0195637_1140564.jpg

[PR]

by hagoita-kougetsu | 2014-08-23 11:42 | 仕事場 | Comments(0)
2014年 08月 22日

描けたのだが、、、、、、

面相が出来上がりましたが~~~下の『善玉』が何か~~イマイチ、、、、、

d0195637_915168.jpg


『二人立ち』は上下の相対関係が大事です、、、、しかも全身物は特に顔と顔が離れているので
尚更です。体を付けてみないとわかりませんがここに並べた感じでは善玉の目線が合わない気がします。
『善玉』だけもう一度描いてみようかと思います。

不慣れなサイズ感もあるかもしれません、、、、、全身二人立ちは生涯で一度か二度作るかどうかの
珍しい板ですから、、、、、、、、
[PR]

by hagoita-kougetsu | 2014-08-22 09:09 | 仕事場 | Comments(0)
2014年 08月 20日

善玉・悪玉の面相

二尺五寸三社祭全身二人立ち、、、、、面相から始めています。

下塗りから始まり粉末の絵具を刷り込みます。

d0195637_945722.jpg


我が家ではこの刷り込みの粉末絵具を独自で調合して使っています。色合いは三種類、、、、、
弁慶や熊谷次郎などは茶色の濃い物、世話物の町衆などは薄い茶、、、、、、、女物や高貴な武士は
桃色など使い分けします。刷り込みの刷毛は面相の大きさの大小で分けますが毛先の長さも重要です。
短いと濃くなり長いものは薄く布地に入ります、、、、さじ加減です。

d0195637_9104072.jpg



上塗りです、、、、、ここもポイントで役柄によって更に使い分けます、、、、、今回の善玉・悪玉は
漁師の設定ですので若干日焼けをしている顔ですので色の調合を考えます。
父は白に朱を混ぜ色作りをしていましたが少し赤みが増す感じが有ったので私は白にまず黄色を入れ
そのあとに弁柄で赤みを加えています。漁師の顔の色になってきました。

d0195637_91506.jpg


いつもの通り型によって目と口に当たりを付けますが、、、、、、、実はこの面相の大きさが非常に微妙でして、、、
私も描いた覚えのない中途半端な大きさです。基本通り型によってあたりを付けるか、ダイレクトに描くか、、、

結果は、、、、、、、目を刷り込み、、、、、その位置を見ながら口はダイレクトに描くことにしました。

d0195637_9185919.jpg



今回は手も有りますが全身物なので足も有ります。

d0195637_9195330.jpg


中間報告、、、、、、、、手の平に乗るサイズの面相です。(結構中途半端なサイズ)
d0195637_921248.jpg



d0195637_9273567.jpg


羽子板は桐板のサイズが決まっているだけでその中の押絵は自由自在です。
60センチの羽子板に一人入っている物も有れば三人、五人入れる事も有りその面相の大きさは
様々になります。
[PR]

by hagoita-kougetsu | 2014-08-20 09:28 | 仕事場 | Comments(0)
2014年 08月 18日

深川八幡祭り

昨日は江戸三大祭の一つと言われる『深川八幡祭り』に行って来ました、、、、、、
今年は三年に一度の本祭りとのことでこの祭りのメインである氏子53町会における神輿の連合渡御を見てきました。
自宅から自転車で20分ほどで富岡八幡宮につきます、、、、、まずは参拝。

d0195637_855491.jpg


d0195637_8552423.jpg



江戸初期将軍家の命で当時砂州で有ったこの地を深川八郎左衛門ら数名が
開拓に尽力し『深川』の地が出来たそうです。富岡八幡宮はその鎮守として現横浜市にある源頼朝が勧請した八幡宮の直径分社として創建したそうです。

主祭神は応神天皇(八幡神)、、、八幡神は源氏をはじめ武家の武神として崇敬を集めている。
源頼朝、足利尊氏の祖先である八幡太郎義家はその名から有名である。本社も江戸時代には徳川幕府
からも手厚い保護を受けている。

またこの地は『木場』が隣接しており当時建築資材の集積場として発展、、、、火災が多かった江戸において
都市形成の礎には欠かせない場所であったと思います。

江戸時代の豪商紀伊国屋文左衛門が三基の本社神輿を寄贈したようですが後の関東大震災で焼失、、、
平成の御世となり佐川急便社から日本最大級の神輿が寄進されましたがあまりにも大きいので道路や
担ぎ手の事情により一度しか担がれていません。そのかわりに少し小さい二之宮が三年に一度
氏子地域を渡御します。、、、、、境内神輿蔵にはいつでも見ることが出来るようですよ。
『深川っ子』自慢の御神輿です。

d0195637_973945.jpg


さてさて、、、お目当ての神輿連合渡御ですが早朝各町内神輿が本社前に集合して出発、、、、
これより氏子地域外周8キロの道のりだそうです。
私は10時ごろに清洲橋の上でまず見ることにしました。

d0195637_9114682.jpg



続々と各町内神輿がやってきます、、、、午前中は曇っていたのでスカイツリー見えず、、、

d0195637_9115842.jpg


d0195637_9122967.jpg



隅田川を渡り箱崎方面へ

流石この時期のお祭り、、、、、緊急対応も万全

d0195637_9132320.jpg


そしてこの連合渡御のメインである永代橋~本社まで、、、、、、初めてきた私には圧巻でした、、、、

永代橋から佃島を眺める

d0195637_9173836.jpg



永代橋を続々本社に向けて神輿が連なります。

この橋は隅田川に四番目の橋として五代将軍綱吉の時代に掛けられました、、、、、、
赤穂浪士討ち入り事件の折本懐を遂げた浪士がこの橋を渡り泉岳寺まで向かった話は有名ですね。
また、深川祭りを見に来ていた群集に橋が耐えられなくなり落橋事故が有り多くの死者・行方不明者を
だした歴史もあるようです。

今や高層タワーマンションを背景に神輿が通る、、、、、

d0195637_9191518.jpg


d0195637_9194644.jpg



この『深川祭』少し他の江戸の祭りと違ったことが一つ、、、、、、別名『水かけ祭』と言われて
神輿、担ぎ手を清める仕来りがあるようでこの永代橋通りはメインになります。

町会で大きなトラックを用意、、、、プールに水を溜め勢い良くかけたり、地元消防団のホースによる
放水、、、、、、頑張っている一般住民のホースや子供の水鉄砲、、、その掛け方は様々です。

写真を撮っていて嬉しいのはトラックから掛ける大量の水、、、、、、消防団のホースの放水は
水が細かく写真には迫力がでない、、、、

d0195637_93813.jpg


d0195637_9384088.jpg



本社前、、、、、、

d0195637_9394177.jpg


本社前を過ぎて最後の交差点で水かけ、、、、、、、ここより各町内へ戻っていきます。

d0195637_9424675.jpg



d0195637_9425572.jpg


d0195637_9432737.jpg



d0195637_9444144.jpg


三年に一度の本祭り、、、、深川八幡祭りを堪能させてもらいました、、、、、、

『神輿深川、山車神田、、、、だだっ広いは山王様』と言われる通り圧巻のお祭りでした。

私なりに素晴らしいと思ったのは各町内の統一志向、、、みんなで良いお祭りにしたいと意図が
凄く感じられます。祭り装束も御揃いの半纏はもとより白の半股引きと白の足袋、鉢巻はタオルは駄目で
全て日本手ぬぐい、、、、、、掛け声は『わっしょい』、、、、『わっしよい』は“和を背負う”という意味があるらしく
『和もって尊ぶ』江戸らしい気風が有ります。沿道にある御酒所には各町内の神輿が挨拶に寄ったり
他町会の人々が『水かけ』で清めてくれて応援してくれる、、、まさに『和』のお祭りです。
(わっしょいの掛け声は前方向に行くので小気味よく神輿の進行も早い、、、木材を運ぶ形なのでこうなったと言う
説もある、、、担ぐと言うより『運ぶ』様な感じ)
そして女性が元気です。他のお祭りも女性が増えていますがこれだけ担いでいる女性を見たことが
有りません、、、、、、氏子町内の小学生児童による先導金棒引きも華を添えていました。

これらの事を考えると江戸期のお祭りに非常に近い形の様な気がしまた、、、、、、
何はともあれ暑さ吹き飛ぶ素晴らしいお祭りで深川っ子の心意気を見たような気がします。
[PR]

by hagoita-kougetsu | 2014-08-18 10:16 | 我が家日和 | Comments(2)