押絵羽子板・西山鴻月のブログ  『風のしがらみ』  ~この道一筋に~

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2015年 11月 28日

背景は悩みどころ、、、、、

16号の打ち込みもほぼ終わり20号へと移りますが大きくなると背景の手間も少し違ってきて
悩みどころです、、、、、、

多くの物が背景に二つの型を要しその本体を浮かび上がらせます、、、、時には絞り生地を使い
高級感をも出します。しかしその配色にも悩みどころです。

特にこちらは『京鹿子娘道成寺』の背景ですが紅白の幕に桜を施したかなり手間のかかった背景に
なります。

あと少し手間をかけて上部が完成となります。

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道成寺は人気の有る羽子板ですが、、、、、この背景がかなり効いていると思います。


さてさて、、、、話は変わりますが今年は秋口に入って現在まで例年のように取材が少ない年でした。
圧倒的存在感の先代と比べると見劣りするのは当然ですが、、、、、、、

しかし、、、、、ここへきていきなり多くなってきて対応に追われています、、、、、
特に映像が多くこの場合時間がかかります、、、、、、私が対応できるギリギリの時期です。
羽子板の出来るまでの映像の依頼も有りましたがさすがにこの時期は無理なので来春ならOKと
お応えした時も有りました(撮影時間5日間ほどかかるとか)

先ほどは日本文化を紹介する本の取材でした。全文英語なので来春欧米なので刊行するようです。
そのライターの方と楽しく話が出来ました、、、、、、午後に今度は映像の取材です。
映像は動画なので仕事を用意しなければならず1日の仕事もなかなか進みません
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by hagoita-kougetsu | 2015-11-28 11:36 | 仕事場 | Comments(0)
2015年 11月 26日

打ち込みは16号へ

16号の羽子板の打ち込みが始まりました、、、、、、

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16号は女物を中心として充実しています、、、、、、、、が、、、、、、

今月半ばよりご来店のお客様が増えてきましたが何方もが16号には見向きもせず20号へ、、、、、

この一、二年は16号が人気が有ったので夏場に仕入れる桐板も多めに注文したのだが
こればっかりは今期オープンしてみないとわからない、、、、、

多少の不安もありながら精魂込めて打ち込み完成させます。

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by hagoita-kougetsu | 2015-11-26 09:07 | 仕事場 | Comments(0)
2015年 11月 22日

豆板は最終段階

豆板は『宝船』の完成で一段落となります、、、、
宝船は縁起物として毎年人気が有ります。

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こちらは額の中に入れる演目の札

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勧進帳・三人立ちの豆板は背景が『松羽目』の特別品となります。

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そしてその後ろは『定式幕』

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ここえきてお正月催事の委託販売の依頼が今年も来ています
(長いところは三ヶ月間)、、、、主力は割と低価格な豆板と
なりますが桐板の仕入れが(一年分)夏場ですので少し不足になりかもしれません。
来年は多目に仕入れないと、、、、、、
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by hagoita-kougetsu | 2015-11-22 09:47 | 仕事場 | Comments(0)
2015年 11月 19日

止まらない、、、、

仕事机の上には各色の絵具が散乱しています、、、、、胡粉さえ膠で溶けば白色ができ
いつでも絵が描けます。

裏絵描きに続き、、、、、、、絵を描くのが止まりません。

昨年好評でした豆板の額入りですが今年も新作が出来ます、、、、、

この商品は背景が重要でいつも頭を悩ませます(構図など)

昨年はシリーズで勧進帳(弁慶・富樫・義経三本入り)、助六由縁江戸桜(揚巻・助六)
連獅子(親獅子・子獅子)オリジナルの一陽来復(宝船・三番叟)などが有りましたが今回は、、、、、

弥生花浅草祭(善玉・悪玉)、菅原伝授手習鑑・車引き(梅王丸・松王丸・桜丸三本入り)が新作となります。

まずは清元・三社祭の背景

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怪しげな雲に、、、、、網

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菅原伝授手習鑑・車引きは、、、、それぞれ梅、松、桜を描く

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こちらは助六由縁江戸桜、、、、、夜の吉原風景

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昨年大好評の一陽来復は鶴と松

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連獅子は、、、、やはり牡丹

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こちらは数に限りがありますのでご了承願います。
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by hagoita-kougetsu | 2015-11-19 11:34 | 仕事場 | Comments(0)
2015年 11月 18日

秋葉神社鎮火祭

以前でも一度アップしたことがある近所の神社、、、、秋葉神社の鎮火祭が昨日、今日と行われます。

秋葉神社は『火伏せ』として有名で江戸期より大奥の女中や諸大名のご婦人などから信仰を
集めていたと言われています。老中にもなった本多家からは石灯籠の寄進も有り今もその時代を
思い浮かべます。

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また、安藤広重の江戸名所百景では『請地秋葉の境内』として描かれていてその広大な敷地は紅葉の名所でも
有ったようです。
請地(うけち)とはこの辺の昔の地名です。

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氏子の皆さんによって厳かに神事が行われたようです。

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お祭りとしては規模は小さいのですが何か古を思わせる神事でした。
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by hagoita-kougetsu | 2015-11-18 09:09 | 向島界隈 | Comments(0)
2015年 11月 17日

豆板から打ち込み開始

浅草・歳の市(羽子板市)まで一カ月となりました、、、、、、

豆板から打ち込みを開始しています。

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この時期仕事場はこんな状態(裏絵を描きながら打ち込みをする)

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出来上がってあとは箱詰め

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元々種類は『男物』の方が多いのだが今年は本数が充実している感じです。
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by hagoita-kougetsu | 2015-11-17 09:15 | 仕事場 | Comments(0)
2015年 11月 16日

押絵羽子板の租

押絵羽子板について幾つか本が出ていますがその中に押絵羽子板職人の系図が記載されています。

その最初に出てくる人物が『豊原国周』という幕末から明治にかけての浮世絵師です。

彼が押絵羽子板を製作したとは思いませんが当時役者絵を羽子板の中に入れた図、、、、すなわち下図を
依頼され描いたと思われています。私も色々調べていくうちに思いがけなく彼の菩提寺が隅田川を渡った今戸にあることが
分かりました、、、、、、、お寺には事情を話しご案内いただき参拝する事が出来ました。

その系図の租の末席に私がいると思うと自然に手が合わさります。

時世の句の石碑もあるようです、、、、、、、これからも度々お参りに行きたいと思います。
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by hagoita-kougetsu | 2015-11-16 09:24 | 我が家日和 | Comments(0)
2015年 11月 15日

竹に雀

先日裏絵に『竹に雀』を描いていたら、、、、何だか可愛らしくなり手紙用の新しい巻紙を買っていたので
早速描いてみました、、、、、、

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前回の和紙の方がにじみがいい感じかな?あくまでも文章がメインですが、、、、、
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by hagoita-kougetsu | 2015-11-15 12:15 | 我が羽子板屋の嗜み(たしなみ) | Comments(0)
2015年 11月 14日

裏絵の続き、、、、

裏絵は大型の20号、25号を描いてみました。

裏絵は昔から『松竹梅』が基本です。我が家では通常お決まりの『竹』を多用していますが数本変わった物を描いてみました。

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『鴻月』の鴻の字は鷲や鷹、白鳥や鶴などの大型の鳥と言う意味だそうです、、、、、、
鶴は何と言ってもめでたさの象徴なので今後も描いていきたいと思います。

続いてこちら、、、、、、『竹にすずめ』です。冬場の寒すずめですので少しデブッチョ!です。

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押絵羽子板は面相師と押絵師の分業体制で今日に至りましたがこれからはその分野は難しく
なってきました。私の目指す方向は全てが出来る押絵羽子板絵師だと思っていますし、またそれが鴻月の仕事です、、、、、
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by hagoita-kougetsu | 2015-11-14 09:22 | 仕事場 | Comments(0)
2015年 11月 13日

2015裏絵描きはじめました、、、、、、

9月に入荷しました桐板でしたがようやく裏絵に掛かり始めました、、、、、、

まずは16号から、、、、、、、まぁ~定番の『竹』なのですが、、、、、

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青竹を一色で描くのですが濃淡を出す為(筆に墨をふくませたり)これだけの絵具を作ります。

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裏絵は年に一回の仕事です。前年よりは更に上手く描きたいのですが、、、、、

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出来ました、、、、、
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続いて20号ですが、、、、、我が家では昭和50年代まで裏絵は『朱竹』でした。
古来中国では『朱竹』は縁起の良い絵とされており先代も好んで描いていたと思います。

復活させるかどうかは別にして数本書いてみました、、、、、

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今年もお誕生の赤ちゃんの名前をお書きします。

また近年外国のお土産品に羽子板が使われることがかなり多くなりました、、、、、
そして羽子板の裏には贈る会社名、贈った会社名、そして西暦などを書く場合が有ります。
時にはアルファベットで描くことも、、、、、、したがってそのスペースを確保しなければなりません。


裏絵はこれから20号、25号と続きますが少し変わった物を今年も描いてみますかな??
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by hagoita-kougetsu | 2015-11-13 09:36 | 仕事場 | Comments(0)