押絵羽子板・西山鴻月のブログ  『風のしがらみ』  ~この道一筋に~

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2010年 11月 21日

羽子板の写真・・その2(男物)

羽子板と言えば・・男物!
一概に歌舞伎と言っても舞踊、世話物、時代物など芝居の内容は
それぞれ違うもの。大切なのはその芝居の情景や心情を巧みに取り入れ
今にも舞台から飛び出てくるような躍動感を出せた時、いつまでも厭きの
こない羽子板が出来ると思います。




歌舞伎十八番『暫』
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舞踊『寿式三番叟』d0195637_932541.jpg
















歌舞伎十八番『助六由縁江戸桜』d0195637_971097.jpg


























『忠臣蔵・七段目』
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『菅原伝授手習鑑』寺子屋・松王丸

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# by hagoita-kougetsu | 2010-11-21 09:10 | 羽子板の写真 | Comments(0)
2010年 11月 20日

酉の市

昨日は二の酉でした。毎年浅草のお酉様には行っています。今年は札幌の
義母も来ていたので四人で出かけて来ました。

時間帯が良かったのか例年に比べ入口からスムーズに神社内に入れました。
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不景気なんのその・・相変わらずの賑わいです。
このお店『よし田』さんは女将さんが偶然鴻月と同郷の浅草生まれ
同じ酉年です。そしてご長男は江戸勘亭流の橘 右之吉さんで、私も
度々仕事でご一緒になるご縁があります。今年もご家族総出でお忙しそうでした。

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・・・・・てなことで、毎年のサイズで今年も買いました!暮れに向け
商売繁盛・・・神頼みの羽子板屋一家です。
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神社の周りは大変な出店!・・・下町らしいですよね~~こんな風景!
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# by hagoita-kougetsu | 2010-11-20 08:40 | 我が羽子板屋の嗜み(たしなみ) | Comments(0)
2010年 11月 19日

打ち込み

一尺六寸(48センチ位)の羽子板の打ち込みが始まりました。

これは背景なんですが、このクラスとしては異例の手描きです。
桜は「京鹿子娘道成寺」、松は「汐汲み」です。

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これは・・と言うと、背景を桐板に張り付けるのですが、だいたい半日
ほど押しときます。今のことですのですぐ付くいい接着剤もあるのでしょうが  
昔ながらの糊で付けてます。そんな仕事は昔ながらの時間が必要ですね!
すぐ付くものは、すぐ剥がれる?
羽子板作りで最も地味な作業です。

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打ち込みの様子
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# by hagoita-kougetsu | 2010-11-19 10:36 | 仕事場 | Comments(1)
2010年 11月 18日

取材風景

毎年9月ごろから雑誌等の取材が多くなります。
おそらく、年末年始号に羽子板はうってつけなのでしょう!
今回は厚生労働省関係の雑誌のようです。
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# by hagoita-kougetsu | 2010-11-18 10:08 | 仕事場 | Comments(0)
2010年 11月 17日

羽子板市用の・・・・・

女房の着物が出来上がってきました。
本人は某百貨店呉服売り場出身なので
着物には精通していますが、こうして
江戸の名残の有る浅草羽子板市では
やはり着物姿で出るのが我が家流です。
今年は『縞』にしました。
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# by hagoita-kougetsu | 2010-11-17 11:23 | 我が羽子板屋の嗜み(たしなみ) | Comments(0)
2010年 11月 16日

まずは、豆羽子板の打ち込み

これからは一年中作り溜めていた押絵を羽子板に打ち込みます。
豆羽子板(18センチ)の物から始めましょう!
釘は真鍮の物を使います・・・錆びませんからね!
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この豆羽子板は小さくても手のかけ方は大きなものと同じ工程を経て
作られています。我が家では毎年の浅草・羽子板市に40年も通っている
お客さんがいて毎年楽しみに買っていかれます・・・ただ、そんなお客
さんのために、毎年新作を作るのが悩みの種でもありまして・・・
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今年の新作『弁天小僧』・・・・実は三回目なんですが、
以前は南郷力丸との引っ込み,稲瀬川の勢揃いで
今回は『浜松屋の場』で「しらざぁー言って、聞かせやしょう」のところ!
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続々と打ち込んでますが・・・・こちら84歳の母・・・
豆羽子板を箱に入れる作業です。家業と言うのは全員の力で
成り立っています。
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女房は最終の柄巻き・・豆羽子板からやると相当な数です。

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# by hagoita-kougetsu | 2010-11-16 13:49 | 仕事場 | Comments(0)
2010年 11月 15日

歌舞伎俳優の中村勘三郎さんが・・・・

APECが行われている横浜で親子の『連獅子』を13日に
披露しました。8月に事務所のファーンウッドさんより
各国首脳の観劇の記念に『連獅子』羽子板が出来ないものかと
相談がありました。名誉なことなのでお引き受けした次第です。

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額入りの豆羽子板ですが色紙には『十八代中村勘三郎』とサインが入っています。
連獅子は何回かやったことがありますが、今回ほど気を使ったのは初めて
でした。前回より獅子の毛を倍にして立体感を出しましたし、中村屋さん
の特徴ある衣装に合うものをセレクトしかなり良い物に出来上がりました。
背景には連獅子に付き物の『牡丹』を描いてあります。
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今回は大変名誉な仕事をさせていただきました。
職人冥利に尽きますがこれからも羽子板屋として精進します。
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# by hagoita-kougetsu | 2010-11-15 11:01 | 羽子板の写真 | Comments(0)
2010年 11月 14日

吉例 顔見世大歌舞伎にて

羽子板職人の大先輩からお誘いしていただき顔見世に新橋演舞場に行って
来ました。顔見世興行には珍しく通し狂言『天衣粉上野初花』
(くもにまごううえののはつはな)です。
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河竹黙阿弥作の痛快なお芝居・・・河内山宗俊には松本幸四郎さん
片岡直次郎には尾上菊五郎さんと人気役者の配役です。
イマイチ河内山と直侍の関係が分からなかったですが、通し狂言
だったので内容が良くわかりました。
お数寄屋坊主が大名相手に胸のすくタンカの一言・・・・・
悪事はすれど、非道はせず・・・そんな人間模様が喝采を浴びたの
でしょう!・・・・・・・席は一階の花道隣り・・・幸四郎さんの
悪人の色気が印象的でした!忙しい時期でしたが行って良かったです!

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そこで・・・数年前に作った『河内山』がありますので
ご覧ください。朱に近い緋色の法衣は手間がかかりました。
あっ・・・玄関前の白地に紺の大紗綾型の襖・・これも描くの
難しかったです。でも、いい感じに仕上がりました。
歌舞伎の色合いは素晴らしいものです。

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# by hagoita-kougetsu | 2010-11-14 11:52 | 我が羽子板屋の嗜み(たしなみ) | Comments(0)
2010年 11月 13日

板の裏絵書き・色紙の背景

額入り豆羽子板がありますが、その色紙に
羽子板に合った背景を描くという作業がありまして・・・
これは三番叟の背景の『松』です。

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『道成寺』や『助六』は桜、『め組』は梅、『宝船』は波に日の出
などの背景を描きます。

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裏絵は我が家では昔から『竹』を描いています。
おめでたい『松竹梅』が多いようです。
表の豪華な押絵とは対象にあっさり描くのが粋だとか!
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しかし、これは特注です。
鴻月の裏絵は琳派などのを参考にして描いています。
本人曰く・・・・・今まで描いたことのない手法で描いたらしい!
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豆羽子板の裏絵は春のうちに女房がやってくれました。
こちらは刷り込みです。もちろん桐材です。

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# by hagoita-kougetsu | 2010-11-13 21:22 | 仕事場 | Comments(1)
2010年 11月 13日

羽子板の写真・・その1(見立て女物)

羽子板は、女の子誕生の初めてのお正月を祝う物として全国各地に
その風習はあります。『無病息災』で健やかな成長を祈り父母や祖父母
から贈られるのが多いようです。






『羽根の禿』




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長唄『藤娘』



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『静の舞』







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長唄『京鹿子娘道成寺』





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# by hagoita-kougetsu | 2010-11-13 16:32 | 羽子板の写真 | Comments(1)