2016年 12月 26日

十二月大歌舞伎 第二部

昨日は娘を連れて歌舞伎座の第二部を観に行ってきました、、、、、、

地下鉄を降り木挽町広場では大きなクリスマスツリーが置かれていました。

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第二部の演目は『吹雪峠』と菅原伝授手習鑑『寺子屋』です、、、、、

お目当ての寺子屋ですが松王丸、源蔵、千代、戸浪の四人の若手俳優が見所です。

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座席は一階ほぼ中央です。

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幕間に娘とせっかくだからこの後三部の『京鹿子娘五人道成寺』も観たいね、、、、という話になり
その作戦を決行することになりました。

残念ながら新歌舞伎座ではこれまで一幕見を見たことがなく勝手がわからなかったのですが、
第二部退場後まずは腹ごしらえということで近くのY屋の牛丼を食べすぐさま引き返し一幕見の
列に並びました。毛氈の上に注意書き、、、、、

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正直、、、当月一番気になっていた演目です。

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寒風の中待つこと約50分、、、ようやくチケット販売、、、、全員に係から立見が宣告されました(T_T)/~~~

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しかも入場まであと30分もあります、、、、、木挽町広場で暖を取る。昼間の賑やかさは
なく全店舗閉店。娘に100円コーヒーをおごってもらう。

さて、いざ一幕見へ、、、、、、、

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旧歌舞伎座の時には何回か一幕見を利用したことがあるがそれも30年前の話、、、、
急な階段を四階まで駆け上がった記憶があるが今は専用のエレベーターが設置されていた。

ちっと前まで一階席での歌舞伎見物から一転四階の立見席、、、、まさに観劇の『天国と地獄』状態、、、、と思ったが
ここはここなりに全体を見渡せオペラグラス持参ならば結構いけます!
また、新歌舞伎座は音響が素晴らしくこの席でも長唄連中の素晴らしい演奏が聴けました。

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第二部観劇後約二時間、、、、いよいよ『京鹿子娘五人道成寺』開演

坂東玉三郎丈を中心に若手女形のホープ中村七之助丈、中村梅枝丈、中村児太郎丈、、そして中村勘九郎丈です。

道行より第十三段の鐘入りまで概ね二人組で踊り分けられている演出となっています。
勘九郎丈は一八世に、梅枝丈は曾祖父三世の面影、、、児太郎丈は父福助丈の若い時にそっくり!

最後の鐘入りでは五人で蛇の形にて幕引きとなりました。

世話しない年末ですが、、、『今年の終わりに良いものも観たぁ~~』って感じです。

本日千秋楽のようですよ!
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# by hagoita-kougetsu | 2016-12-26 10:19 | 我が羽子板屋の嗜み(たしなみ) | Comments(2)
2016年 12月 23日

チョット一息、、、、

羽子板市後は幾つかの地方発送、、、、そして昨日は毎年買っていただく常連さんの神田のお宅に
納品に行きました。
大きめの羽子板二本、化粧箱に入れての配達ですが近年は自転車で行っています。
自転車ならば帰路いろいろな所にも寄れますし便利ですから、、、、

この納品で毎年恒例になっているのが『神田明神』の参拝です。今年最後の神社参拝になります。

母の大好きな『甘酒』も毎年買って帰ります、、、、かなり美味しいそうです。

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夜は近くのうなぎ屋で打ち上げとなりました。まだまだ年末年始と頑張らねば!

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# by hagoita-kougetsu | 2016-12-23 08:38 | 我が家日和 | Comments(0)
2016年 12月 20日

今年も無事に、、、、、

本日深夜すべてを片付けて帰宅しました。


三日間天候にも恵まれ無事終了することができました、、、、

今年は土・日も含まれ連日多くの方がいらっしゃり大いに賑やかだった羽子板市でした。

しかし相変わらず夜の引きは早くこのご時世をうかがわせます。

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出店者側からすると毎回思わぬ出会いがたくさんあり嬉しくなるのもこの市の魅力です。
二、三ご紹介します、、、、、、

ご自身が母親から買ってもらったのが鴻月の羽子板だったそうです、、、、自分が母になり
娘さんに買ったのが鴻月、、、、、そしてその娘さんの女の子誕生(お孫さん)に鴻月の羽子板をお求めに
今回ご来店下さいました、、、、、親子三代の鴻月の羽子板となりました。職人冥利に尽きます(^^♪

今一つは、、、、愛知県、ご遠方のお客さんです。新たな羽子板を探していたが地元では段々人形店も
減ってきてあまり羽子板が売っていない、、、あってもお好みの物には程遠いものばかり、、、、
そこで東京の羽子板市を目指し日帰りで一路浅草へ、、、、数時間各店舗を回り我が家にたどり着いたとのこと、、、
かなり予算オーバーとなりましたが満足なお買い物ができたようです。この羽子板がそのご家庭で
どのような役割になるかわかりませんがご家族で笑顔のお正月をお迎えしてもらえると信じています。

父が言っていた言葉の中に「仕事というものは時には惰性に流されることがある、しかし多くの
方のうれしい言葉によりそれが払拭され更なる向上心に繋がる」まさにその通りである。
一年に一度お会いする常連さん、、、、一期一会のお客さん、、、、、lこの市での『観音様』のご縁は
私にとっては何か心の強さをも導いてくれる感じがします。今後も頑張らねば!

余談です、、、、日曜日は新春浅草歌舞伎出演の役者さんがいらっしやいましたが昨日19日は
新春新派公演(三越劇場)の役者さん、女優さんが公演の宣伝を兼ねて歳の市にいらっしゃいました。
有名新派女優さんが当店の羽子板をご購入下さいました。(歌舞伎にもご関係のある方です)

年末に向けて商品の補充、、、、そして新春元旦からのホテル催事の準備に追われます。
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# by hagoita-kougetsu | 2016-12-20 09:36 | 我が家日和 | Comments(0)
2016年 12月 17日

2016浅草『歳の市』始まる

本日『羽子板市』が始まりました。

昨日は小屋掛けでしたが今季一番の冷え込みで難儀しましたが今日は朝から風もなく暖かく
そして土曜日ということで朝から大勢の方が来てくださり良き初日を迎えられました。

世の中『クリスマス』風潮が強い中、、、、浅草は新年を迎える準備です。

新春浅草歌舞伎の役者さんの「まねき?」が仲見世に飾られています、、、、、

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我が家も準備万端、、、開店です!

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私が作った今年の東京芸大コラボ作品

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夜には台東区友好姉妹都市による舞や太鼓演奏がありました。

北海道からは『白蛇姫舞』
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今年のお客さんの中には舞踊関係者の方がなぜか多い一日でした、、、、、

明日は新春浅草歌舞伎に出演します若手役者が羽子板市にやってきます。
日曜日で気温も高く客足に期待できます、、、、、
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# by hagoita-kougetsu | 2016-12-17 23:27 | 催し物・お知らせ | Comments(2)
2016年 12月 14日

裏絵の追加

25号の二種類の羽子板を追加すべくその演目に合った裏絵を描いてみました。

まずは『清元 三社祭』善玉・悪玉全身二人立ちの物です。
『弥生花浅草祭』という本題名なので、、、、隅田川に桜という設定で描いてみました。

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参考にしたのは安藤広重の絵「江戸名所百景図」それぞれ時代背景は違いますが華やかな裏絵に
なりました。
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『桜』は先日描いた『助六』の吉原の桜と描き方が異っているのが特徴となっています。

続いて『伽羅先代萩(めいぼくせんだいはぎ)』弾正、男之助二人立ちです。

色々考えてみた結果、乳人政岡の打掛の衣装から竹に雪、そして雀を描くことにしました。
伊達家の家紋にもなっていますので、、、、、

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我が家で描いている通常の『竹』は琳派を参考にしていますが今回は輪郭を金線で囲っています。
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前にも書きましたが裏絵を描く作業は年に一度だけです、、、、、亡くなった父が面相や上絵を
描くのと同じように年に一度の裏絵を描くことを楽しみにしていました。羽子板の表に対してどお
裏を関連付けようか、、、、、そんな楽しみもあったと思います。そして近年私が手掛けるように
なってみるとその面白さが分かるような気がします。

羽子板の裏などは通常は気にしないものですが、、、、、そこが職人としてのこだわりでしょうか。

裏絵がかき終わると打ち込みに入るのですが平面だった押絵が羽子板に打ち込まれると
顔や体が浮き上がり、腕や指には力強さも加わり息を吹き込まれたかのようになっていくのが
押絵羽子板の魅力ですね。
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# by hagoita-kougetsu | 2016-12-14 09:20 | 仕事場 | Comments(0)
2016年 12月 10日

今年も両国『元禄市』へ

先日のブログでこのところ『両国』が盛り上がっていると書きましたが本日と明日その両国では毎年恒例の
『吉良祭・元禄市』が開催されています。

昨年初めて行ったのですが和菓子・大川屋の『松坂餅』が母がえらく気に入ったので
今年も買いに出かけてみました。

けして大規模ではありませんが地元や近隣町会の模擬店、衣食のプライスバーゲン等かなりの人出で大賑わいでした。

現在は本所松坂町公園となっている旧吉良邸跡、、、
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今年も吉良さんお元気そう

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こちらは吉良側の家臣で命を失った方の慰霊碑です、、、、、
赤穂浪士も忠義ならば吉良の家臣もこれまた忠義、、、、、忘れてはいけない事ですね。
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園内に咲いていた早咲きの寒椿でしょうか?

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和太鼓愛好会による披露、、、演奏は『元禄太鼓』だったかな??

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お目当ての『松坂餅』

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今回も楽しませてもらいました、、、、、明日までですが14日には行政側の慰霊祭も行われる
ようです。

そして近くには両国公園がありその一角に『勝海舟生誕の地碑』がありますので行ってきました。
以前より随分きれいになった感じがします。

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こちらも多くの方がいらしていてパネル展示を見ていました。

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現在住所では墨田区本所は吉良邸跡地よりは少し北部になりますが江戸期には『本所深川』と
言ってたようにこの辺はその一地域だったようです。明暦の大火以後新興住宅地域で武家の下屋敷や
長屋の町人などが入り乱れて生活していたと聞いています。また地方から出てきた人々はまずは
この地に生活拠点を置いたと聞いたことも有ります。そんな人種がいたこの地はいろいろな文化も
入り乱れていたのかもしれませんね。
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# by hagoita-kougetsu | 2016-12-10 15:54 | 向島界隈 | Comments(0)
2016年 12月 09日

今年のポスターです。

浅草『歳の市(羽子板市)』のポスターが出来上がりました、、、、、

五、六年前よりこんな感じのポスターになっています。

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17日・18日・19日と今年は土日が含まれる年になっています。

18日夜7時には『新春浅草歌舞伎』出演のの若手歌舞伎役者がやってくるとか、、、、
賑やかな羽子板市になりそうです。

今年は五重塔修理工事のため若干のお店の移動があります。
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# by hagoita-kougetsu | 2016-12-09 09:19 | 催し物・お知らせ | Comments(0)
2016年 12月 07日

準備、、、

歳の市(羽子板市)来週末に迫ってきました、、、、、、

品物の準備はそこそこに昨日は床下から小屋を出し清掃しました。これから先は肉体労働となります。

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話は変わりますが先日『作務衣』を買いました、、、、、今まで来ていたのは私がこの仕事を始めた
当時母が作ってくれたものでしたが40年近く着るとさすがに各所ほころびが目立ってきましたので
新調した次第です。

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通常『上下』で販売しているものですがこちらのメーカーでは上下単品で販売しています。
仲間の多くの職人も皆実演時には来ていますが上着だけの方が多く私もその方なので
ありがたいです。品物も上等ですので羽子板市にも半纏の下にでも着ようと思います。
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# by hagoita-kougetsu | 2016-12-07 09:23 | 仕事場 | Comments(0)
2016年 12月 05日

母校へ

先週の土曜日は近所にある母校の創立80周年に出かけてきました、、、、

昭和12年に開校したそうですが校舎の骨格は当時のままで区内でも最も古い学校建築だそうです。
(当時としては耐震性はトップクラス、、、もちろん現在も補強しています)

この十数年は中学年の児童が『地域の授業』と題して羽子板資料館に見学にやってきます。
十分な予習のせいか質問もレベルが高く感心します、、、、そんなご縁もありご招待された訳です。

お土産を頂いた袋がかなり重たかったので家で開封してみると、、、、、、

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墨田区内の飲料会社の『トーキョー サイダー』、、、、、、確かスカイツリー開業あたりから
出始め最近は区内でもよく見かけます。今回は記念の特別ラベルです。
味の方は他社の物より炭酸が多くあまり甘くない、、、昭和を思い出すテイストです。

『すみだ』にお越しの際は是非ご賞味ください。(すみだまち処、両国観光案内所では確実に販売されてます)
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# by hagoita-kougetsu | 2016-12-05 09:17 | 向島界隈 | Comments(0)
2016年 12月 04日

25号の裏絵

16号が打ち込みが終わり続いて20号の打ち込みの段階だったのですが、、、、、25号の裏絵を描き始めました。

昨年はこのクラスの羽子板が何故か人気で概ねなくなりましたので新たな打ち込みになります。
押絵は複数枚ありますが桐板はその都度裏絵に何を描こうか迷います。16号.20号はほぼ『竹』で
統一していますが大型のものとなると『表』に関係のある絵柄を描くようにしています、、、悩みどころです。

まずは『助六由縁江戸桜』助六・揚巻の二人立、、、、、、裏絵は吉原の桜です。

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行燈を以前より少し大きく描いてみました。

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『寿式三番叟』、、、、おめでたい絵柄で日の出に鶴、そして松を描いてみました。

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三つの絵柄ですが上手くまとまりました、、、、

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続いては『連獅子』、、、、、、歌舞伎の舞台背景は『松羽目』左右に紅白の『牡丹』ですのでこんな感じ!

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まずは軽く輪郭線を描き胡粉で埋める、、、、、

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『松』は下部のところは自然とぼかし牡丹を強調します。

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その後彩色

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裏絵は絵具を『ガチガチ』に使うのではなく日本画の『琳派』のように描いていくことを心がけています。木に描きますのであまり絵具が濃いと出来上がりが汚らしく思える事もあります。

その他、、、これだけの絵を描きますので取り回しに気を使います、、、描いてる途中に桐板に
傷をつけたら本末転倒ですので、、、、、、これから打ち込み作業が続きます。
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# by hagoita-kougetsu | 2016-12-04 10:00 | 仕事場 | Comments(0)