2013年 10月 06日
展覧会へ行って来ました。 |
先日、東京国立近代美術館での展覧会へ行って来ました、、、、、
別に『芸術の秋』などと言うような格好の良いことではありません、、、、、、、
私も50歳を過ぎこの道に入って早いものでもう30年以上が経ちました、、、、、最近は『惰性で仕事はしていないか?
仕事を作業にしていないか?』など自問いている時も有ります。そんな中、先日この展覧会の公開を
テレビで見て何か参考にならないかと思い是非とも足を運んでみたいと行った訳です。
その画家は『竹内栖鳳』、、、、、、、近代日本画の先駆者で京都画壇を代表する大家です。
作風などは私などの凡人には参考にしようにも無理ですが見てみたかったのはその作品の『心』です。
平日にも関わらず多くの来場者が詰めかけていました、、、、、、
テレビで見た解説も頭に残っていたのですんなり観ることが出来ました。
竹内栖鳳画伯は江戸後期の生まれで京都の四条派に入門しました。絵描きはまず写生や筆法、絵具作り
などなど習得しますがこの四条派は『模写』に力を入れた宗派のようでのちにそれが画伯の大きな作風に
なったようです。円山派、狩野派などの他派の筆法を積極的に取り入れました。
その代表的な物に明治33年にパリ万博の折に渡欧しその後作品を残しています。19世紀の西洋印象派
を取り入れその中には狩野派の力強い筆使いも共に表現しているなど『さななる高み』を目指していたようです。
、、、、、、、、、、、今回の展覧会は私のとって大変参考となりました。それは冒頭に書いた『自問』が『自答』
として返すことが出来たからです。
その言葉は『向上心』、、、、、、、20代には20代の向上心、50代、70代さらには80,90代に持つ『向上心』
をもって事に当たり更なる『高み』を目指す、、、、、、そんな事ではないかと、、、、、、
父も90歳まで向上心は持っていて、良く言っている『職人は死ぬまで勉強、、、、、、』このことですね!
画家は写実をつきつめ、、、、“心”をもって更にそれを超越していく。今回そう感じました。
この展覧会は前半と後半で作品を若干替えるようで前半も行っておけば良かったと今では後悔しています。
同時開催で『日本画・京都と東京』と言う展覧会も有ったので見てきました、、、東西の画壇の作品が
並んでいます。
四階から観た皇居のお堀
美術館には自転車で30分ほどでした、、、、、帰りにいつもの画材屋に寄ってみました。
羽子板の面相に使う『唇』の色を前々から探していました。父が使っていた物を流用していましたが
発色が私のイメージには合わなく困っていました。店内に入ると『京都で昔ながらの製法で作る〇〇』
の表示、、、、、、在庫限りでこの先は作らないとの事、、、、、良い『紅色』が有りましたので買って使うことにしました。
これも小さな向上心でしょうか????竹内栖鳳展を見に行き京都製の画材を買ったのも何かの縁ですね!
別に『芸術の秋』などと言うような格好の良いことではありません、、、、、、、
私も50歳を過ぎこの道に入って早いものでもう30年以上が経ちました、、、、、最近は『惰性で仕事はしていないか?
仕事を作業にしていないか?』など自問いている時も有ります。そんな中、先日この展覧会の公開を
テレビで見て何か参考にならないかと思い是非とも足を運んでみたいと行った訳です。
その画家は『竹内栖鳳』、、、、、、、近代日本画の先駆者で京都画壇を代表する大家です。
作風などは私などの凡人には参考にしようにも無理ですが見てみたかったのはその作品の『心』です。
平日にも関わらず多くの来場者が詰めかけていました、、、、、、
テレビで見た解説も頭に残っていたのですんなり観ることが出来ました。
竹内栖鳳画伯は江戸後期の生まれで京都の四条派に入門しました。絵描きはまず写生や筆法、絵具作り
などなど習得しますがこの四条派は『模写』に力を入れた宗派のようでのちにそれが画伯の大きな作風に
なったようです。円山派、狩野派などの他派の筆法を積極的に取り入れました。
その代表的な物に明治33年にパリ万博の折に渡欧しその後作品を残しています。19世紀の西洋印象派
を取り入れその中には狩野派の力強い筆使いも共に表現しているなど『さななる高み』を目指していたようです。
、、、、、、、、、、、今回の展覧会は私のとって大変参考となりました。それは冒頭に書いた『自問』が『自答』
として返すことが出来たからです。
その言葉は『向上心』、、、、、、、20代には20代の向上心、50代、70代さらには80,90代に持つ『向上心』
をもって事に当たり更なる『高み』を目指す、、、、、、そんな事ではないかと、、、、、、
父も90歳まで向上心は持っていて、良く言っている『職人は死ぬまで勉強、、、、、、』このことですね!
画家は写実をつきつめ、、、、“心”をもって更にそれを超越していく。今回そう感じました。
この展覧会は前半と後半で作品を若干替えるようで前半も行っておけば良かったと今では後悔しています。
同時開催で『日本画・京都と東京』と言う展覧会も有ったので見てきました、、、東西の画壇の作品が
並んでいます。
四階から観た皇居のお堀
美術館には自転車で30分ほどでした、、、、、帰りにいつもの画材屋に寄ってみました。
羽子板の面相に使う『唇』の色を前々から探していました。父が使っていた物を流用していましたが
発色が私のイメージには合わなく困っていました。店内に入ると『京都で昔ながらの製法で作る〇〇』
の表示、、、、、、在庫限りでこの先は作らないとの事、、、、、良い『紅色』が有りましたので買って使うことにしました。
これも小さな向上心でしょうか????竹内栖鳳展を見に行き京都製の画材を買ったのも何かの縁ですね!
by hagoita-kougetsu
| 2013-10-06 09:56
| 我が羽子板屋の嗜み(たしなみ)
|
Comments(2)
Commented
by
desire_san at 2013-10-06 22:40
こんにちは。
私も竹内栖鳳展を見てきました。
竹内栖鳳展に出品されていたたくさんの作品を思い出しながら、楽しく拝見しました。
竹内栖鳳が、狩野派、丸山派、琳派などの江戸絵画の様々な流派や水墨画からコロー、ターナーに至るまで様々な技法を試みて新しい表現に挑戦しているのには驚きました。
また、水墨画と色彩のある日本画、時には水墨画とコロー、ターナーといった異質の技法を組み合わせて、今まで見たことのないような絵画を描いている作品は極めて斬新に感じました。
私も竹内栖鳳展を見て、竹内栖鳳の芸術について私なりにまとめてみました。
読んでいただき、ご感想、ご意見などどんなことでも結構ですから、ブログにコメントなどをいただけると感謝します。
私も竹内栖鳳展を見てきました。
竹内栖鳳展に出品されていたたくさんの作品を思い出しながら、楽しく拝見しました。
竹内栖鳳が、狩野派、丸山派、琳派などの江戸絵画の様々な流派や水墨画からコロー、ターナーに至るまで様々な技法を試みて新しい表現に挑戦しているのには驚きました。
また、水墨画と色彩のある日本画、時には水墨画とコロー、ターナーといった異質の技法を組み合わせて、今まで見たことのないような絵画を描いている作品は極めて斬新に感じました。
私も竹内栖鳳展を見て、竹内栖鳳の芸術について私なりにまとめてみました。
読んでいただき、ご感想、ご意見などどんなことでも結構ですから、ブログにコメントなどをいただけると感謝します。
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Commented
by
hagoita-鴻月
at 2013-10-07 19:53
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desire_sanさん、こんばんわ、、、、、
私は羽子板職人でしてその嗜みとして栖鳳、清方、松園などの
絵を参考にしています。絵は習ったことはなくただの羽子板屋でして、、、
素晴らしい展覧会でしたね!前半の『羅馬之図』が見れなかったのは
残念でした。
私は羽子板職人でしてその嗜みとして栖鳳、清方、松園などの
絵を参考にしています。絵は習ったことはなくただの羽子板屋でして、、、
素晴らしい展覧会でしたね!前半の『羅馬之図』が見れなかったのは
残念でした。